CG塗り方講座
セイバーさんを描いて塗ろう。
注意:このページはクソ重いです。

  • 明日のためにその1

  • ラフを描いてみよう


    ラフ絵です。
    こんなもんはサクッと描いてしまいましょう。
    今回は特典資料集にあったお気に入りのイラストの
    パクリです。
    ここは絵の描き方を伝授するところじゃないので
    描き方は余所で修行してください。
    余談ですが、これはそのまま解像度100でスキャナ
    にかけました。そのあと色調補正かけました。

  • 明日のためにその2

  • 線画を描いてみよう


    線画です。
    よのなかにはトレース台という
    便利なものがあるのでそれで線画を描きました。
    画材は0.3mmシャーペンのみです。
    紙はコピー紙。
    これは色調補正してません。

    この線画を取り込んだら
    いよいよPCでの作業に移ります

  • 明日のためにその3

  • 環境を見てみよう


    マイ環境です。
    ショッペ5.5使ってます。
    画面の解像度は(1280*1024)です。たぶん。

    で、一応説明しておくと
    左上がツールボックス
    右の上から
    オプション
    ブラシ
    ヒストリー
    レイヤー
    となっております。
    つか、これが何なのかわかんない人は
    ここ見てもあんまり意味無いと思います

  • 明日のためにその4

  • 線画を修正してみよう


    線画の色合いを修正します。

    と、そのまえに
    この画像は解像度200、グレースケールで
    取り込みました。
    印刷物にする気が無い場合はこの程度で
    十分だと思います。
    印刷する気なら300〜600ぐらいは欲しいです

    では、線画を修正します。
    自分は取り込んだ線画をそのままCGの線画として
    使うので(ズボラです。見習わないようにしましょう)
    ここで綺麗にする必要があります。

    線画修正には先ず、レベル補正を使用します。
    コレをすることで目立たないゴミはほとんど
    消えてくれます。
    あと、これは後で説明するのですが、
    余白(塗る予定の無い個所)にはいくらゴミが残っても
    気にすることはありません。
    っていうか時間の無駄なのでほっときましょう

  • 明日のためにその5

  • 線画を修正してみよう2






    レベル補正をかけても、まだこんなにゴミがあります。
    そもそも、補正するともともと大きな汚れは余計に
    目立つので、このままでは線画修正は終われません

    (ちなみに、正統派な人は
    ここで修正は十分だと思います)

    ちゅうわけで真っ白(255,255,255)のエアブラシで
    汚れをとっていきます。消しゴムでもいいですが
    お勧めはエアブラシです。
    ちなみに不透明度は100%です。

    下の絵がだいたいゴミを消し終わった
    (そういうことにしてくれ)線画です。

    ついでにパスを使って、目を強調しました。
    これは、新しいレイヤーを作ってそこに描いています
    正統派グラフィッカーはこれを全パーツやります
    尊敬しましょう。

    下の図はひとまず線画修正が終わった後の
    レイヤー構成です。
    ここで、レイヤー0は”乗算”にしておきましょう。

  • 明日のためにその6

  • 下地を塗ってみよう






    下地の作成にはパスツールを使用します。
    パスの使い方は、
    まず
    始発点をクリックし、そのまま適当な距離を
    ドラッグします。(上画面)
    こんな感じになったら成功です。
    始発点が気に入らなかった場合は
    コントロールキーを押しながら真中の■をドラッグ
    すれば自由に動かせます。


    始発点が決まったら次は
    終点をクリックして、そのままドラッグします。
    すると下の図のようになります。
    これが気にいらなかった場合も上記のようにすれば
    ポイントを移動させることが可能です。

    始点と終点が定まったら、今度は
    ■の両端についている●をALTキーを押しながら
    ドラッグします。するとカーソルが”<”みたいな
    形になるはずですのでブンブンまわしてみましょう
    点を繋ぐ線がグニョグニョ曲がるはずです。
    コレを利用して、
    輪郭にあうように調整します。
    一番下の図参照。
    今回は髪のパーツを塗ろうとおもうので、髪部分を
    このパスを使って囲みます。

    言葉ではイマイチ伝わりにくいとおもうので
    パスは自分で色々やってみてください。
    適当にやってたら感覚が掴めると思います

  • 明日のためにその7

  • 下地を塗ってみよう2




    囲んでみました。
    囲むときは、始発点の■が□になってるハズ
    なので、それをクリックすると線が繋がります

  • 明日のためにその8

  • 下地を塗ってみよう3


    パーツを囲み終えたら
    画面右下にある レイヤーウィンドウを
    パスに切り替えます。

    それから、
    パスウィンドウの右端にある
    ▼(これが右向いたようなマーク)
    をクリックします(図参照)
    そうしたらメニューが現れるんで、
    そのなかのサブパスの塗りつぶし
    を選択します。
    すると確認ウィンドウが現れるので
    とりあえずパラメータをいじらずに
    OKします。
    このとき、
    エアブラシ等の不透明度は100%に
    しておきましょう。

    で、そこまでの作業が完了したものが
    右の図です。
    パスで囲んだ通りに塗れてますね。

    で、このままパスの跡が残っていると
    都合が悪いのでパスウィンドウの
    余白をクリックすると、
    パスの選択が解除され、
    跡が消えてくれます。

  • 明日のためにその9

  • 下地を塗ってみよう4






    この調子でガンガンパーツを塗って逝きます
    ここで注意したいのは、
    1、必ず下地はパーツ毎に分けること。
    2、上下関係を考えること。

    これにつきます。
    たとえば、上の図では
    肌色が激しくはみ出して塗られていますが
    はみ出した部分には
    先ほど塗った髪が重なるので
    見えなくなります。
    しかも、こうすることで髪と肌の間の隙間
    が無くなります。

    っつーわけで全パーツ塗り終えました。
    ダルい作業ですが我慢しましょう。

    参考までにレイヤー構成も掲載します。

  • 明日のためにその10

  • 模様をつけてみよう


    セイバーの洋服には黄色のラインがついています。
    コレを新しくレイヤーとして作ってもイイけど、
    それだと黄色が服からはみ出てしまう危険もあるので
    ”グループ化”
    を施してみたいと思います

    図のように、模様をつけたいレイヤーの上に
    新しくレイヤーを作成し、それを選択し
    CTLR+Gをおすと、レイヤーが一段右にズレます。
    これでグループ化完了です。
    グループ化の機能は
    親レイヤーの範囲しか描画できなくなることです。
    コレを利用することで下地からはみ出さずに
    塗ることが出来ます。

    もうちょっと具体的に云うと、
    レイヤーを使用した、透明部分の保護
    みたいなもんです
    それでもわからん人はグループ化された
    子レイヤーにグリグリーっと適当に
    はみ出るように塗ってみてください。
    スグに効果がわかります


    超・余談
    ペインタ使いの人は
    ペインタで作った影を下地の上にグループ化して
    置いてみると楽しいやも。

  • 明日のためにその11

  • 影をつけてみよう






    この辺からはほとんど
    趣味とセンスの領域になるのですが
    影つけです。
    手始めに髪に影を入れたいと思います。
    上で紹介したようにグループ化を利用して塗ります
    髪の陰はカッチリさせたいので影もパスで塗ります
    で、個人的趣味により影は二段入れます(真中の図)
    もちろん影毎にレイヤーは分けておきます。
    そうすることで色や形が気に食わなかった場合に
    一部だけ直せるようにしておきます。
    そのまま調子に乗ってハイライトやら何やらを
    書き加えます。
    レイヤーは図の通りです。 ハイライトは覆い焼きカラーなどにすると
    お手軽です。明るさの調整はレイヤーの不透明度
    をいじるとラクです。

  • 明日のためにその12

  • 影をつけてみよう2








    ホントはマンベン無く一段づつ影を入れていくと
    全体のバランスがとれて良いのだと思いますが
    そんなことは気にせず次に逝きます。

    髪を塗り終えたら今度は肌を塗ってみます。
    肌は柔らかい感じなのでエアブラシで塗ります
    でも不透明度は100%です。
    じゃないとムラがでるので。

    手始めに上の図のように影をテキトーーーーに
    つけます。
    次に影をエアブラシや消しゴムを使って
    整えていきます

    最後に”ぼかしツール”や”指先ツール”その他諸々
    を使って仕上げをします。

    この調子で全部塗っちまいましょう。


    激空間・余談
    よく、影はどうやってつけるの?
    と聞かれるんですが、
    手法はここに紹介してあるとおりです。
    で、形はどうやってきめてんのかっつーと
    勘です。
    線画を全部レイヤー化する人はともかく、
    自分は線画をまんま使うので、
    影指定入れられません。
    ソレ以前に影指定なんか出来ません。
    どうやってるんだーっ
    だれか教えてくれっ。

    肌を塗り終えたあとに眼も塗りました。
    眼はキャラの命らしいですが
    適当です。
    適当万歳。
     

  • 明日のためにその13

  • 影をつけてみよう3




    布の影をつけます。
    これもエアブラシと消しゴムを使って
    肌と同じように塗っているのですが、
    影を模様の上のレイヤーに塗って、
    それを乗算にしてあります。
    これで模様と服に均等に影がつけられます
    このやり方は一長一短だと思うんで
    使いどころは良く選んでください。
    手抜き技ですよ。

  • 明日のためにその14

  • 影をつけてみよう4




    スカートにも同様にして影をつけますが
    この場合は影レイヤーを透明部分の保護にして、
    グラデーションツールで下から塗りなおしています

  • 明日のためにその15

  • 影をつけてみよう5




    そんなこんなで全パーツに色をつけました。
    もうだいたい完成状態です。

  • 明日のためにその16

  • 仕上げてみよう




    とうとう終局間近です。
    まず全体を見なおしておかしな色は直しましょう。
    それから過不足がないかも見て置きましょう
    ここでセーブするとナイスです。
    おわったら、図のように色レイヤー以下を統合します。


    さらに、図の
    「↑線画レイヤー」と
    「下色レイヤー」を
    削除します。
    その後で、
    主線レイヤーを図のレイヤー8とグループ化すると
    下のようになります

  • 明日のためにその17

  • 仕上げてみよう2




    ←。こんなかんじ。
    色を塗った部分だけ主線が残るので、
    線画の必要以上のクリーンアップは必要無かった
    というわけです。しかもこうすることで
    完成するCGのレイアウトはかなり自由度が増します。

    止めに、下の図のように
    色調補正を線画にかけてやることで
    線の色を変えることもできます。

    忘れていたんですが、
    レイヤー統合前に、別個に髪パーツを統合して、
    コピーして線画の上においてあります。
    髪の線を綺麗に描くのは苦手なので
    こうやって誤魔化しています。

  • 明日のはどっちだ

  • 完成。そしてまだまだ残る課題ドモ


    つーわけで完成。色々省いたけど
    ここに書いたことの応用で再現できると思います。

    次は背景かなァ…。
    できたらいいねえ。(ナゲヤリ)


    えー、
    ・全然わからんぞボケ
    ・ンなこととうに知っとるわボケ
    ・下手糞なんじゃボケ
    ・セイバータンを馬鹿にするなボケ
    ・…等
    生暖かい意見は放課後体育館裏BBSまで。


    フツーのご意見まってます。


    [GALLERY]

    (C)MASATOME : 禁・無断転載