ラフ絵です。 こんなもんはサクッと描いてしまいましょう。 今回は特典資料集にあったお気に入りのイラストの パクリです。 ここは絵の描き方を伝授するところじゃないので 描き方は余所で修行してください。 余談ですが、これはそのまま解像度100でスキャナ にかけました。そのあと色調補正かけました。 |
線画です。 よのなかにはトレース台という 便利なものがあるのでそれで線画を描きました。 画材は0.3mmシャーペンのみです。 紙はコピー紙。 これは色調補正してません。 この線画を取り込んだら いよいよPCでの作業に移ります |
マイ環境です。 ショッペ5.5使ってます。 画面の解像度は(1280*1024)です。たぶん。 で、一応説明しておくと 左上がツールボックス 右の上から オプション ブラシ ヒストリー レイヤー となっております。 つか、これが何なのかわかんない人は ここ見てもあんまり意味無いと思います |
線画の色合いを修正します。 と、そのまえに この画像は解像度200、グレースケールで 取り込みました。 印刷物にする気が無い場合はこの程度で 十分だと思います。 印刷する気なら300〜600ぐらいは欲しいです では、線画を修正します。 自分は取り込んだ線画をそのままCGの線画として 使うので(ズボラです。見習わないようにしましょう) ここで綺麗にする必要があります。 線画修正には先ず、レベル補正を使用します。 コレをすることで目立たないゴミはほとんど 消えてくれます。 あと、これは後で説明するのですが、 余白(塗る予定の無い個所)にはいくらゴミが残っても 気にすることはありません。 っていうか時間の無駄なのでほっときましょう |
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レベル補正をかけても、まだこんなにゴミがあります。 そもそも、補正するともともと大きな汚れは余計に 目立つので、このままでは線画修正は終われません (ちなみに、正統派な人は ここで修正は十分だと思います) ちゅうわけで真っ白(255,255,255)のエアブラシで 汚れをとっていきます。消しゴムでもいいですが お勧めはエアブラシです。 ちなみに不透明度は100%です。 下の絵がだいたいゴミを消し終わった (そういうことにしてくれ)線画です。 ついでにパスを使って、目を強調しました。 これは、新しいレイヤーを作ってそこに描いています 正統派グラフィッカーはこれを全パーツやります 尊敬しましょう。 下の図はひとまず線画修正が終わった後の レイヤー構成です。 ここで、レイヤー0は”乗算”にしておきましょう。 |
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下地の作成にはパスツールを使用します。 パスの使い方は、 まず 始発点をクリックし、そのまま適当な距離を ドラッグします。(上画面) こんな感じになったら成功です。 始発点が気に入らなかった場合は コントロールキーを押しながら真中の■をドラッグ すれば自由に動かせます。 始発点が決まったら次は 終点をクリックして、そのままドラッグします。 すると下の図のようになります。 これが気にいらなかった場合も上記のようにすれば ポイントを移動させることが可能です。 始点と終点が定まったら、今度は ■の両端についている●をALTキーを押しながら ドラッグします。するとカーソルが”<”みたいな 形になるはずですのでブンブンまわしてみましょう 点を繋ぐ線がグニョグニョ曲がるはずです。 コレを利用して、 輪郭にあうように調整します。 一番下の図参照。 今回は髪のパーツを塗ろうとおもうので、髪部分を このパスを使って囲みます。 言葉ではイマイチ伝わりにくいとおもうので パスは自分で色々やってみてください。 適当にやってたら感覚が掴めると思います |
囲んでみました。 囲むときは、始発点の■が□になってるハズ なので、それをクリックすると線が繋がります |
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パーツを囲み終えたら 画面右下にある レイヤーウィンドウを パスに切り替えます。 それから、 パスウィンドウの右端にある ▼(これが右向いたようなマーク) をクリックします(図参照) そうしたらメニューが現れるんで、 そのなかのサブパスの塗りつぶし を選択します。 すると確認ウィンドウが現れるので とりあえずパラメータをいじらずに OKします。 このとき、 エアブラシ等の不透明度は100%に しておきましょう。 で、そこまでの作業が完了したものが 右の図です。 パスで囲んだ通りに塗れてますね。 で、このままパスの跡が残っていると 都合が悪いのでパスウィンドウの 余白をクリックすると、 パスの選択が解除され、 跡が消えてくれます。 |
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この調子でガンガンパーツを塗って逝きます ここで注意したいのは、 1、必ず下地はパーツ毎に分けること。 2、上下関係を考えること。 これにつきます。 たとえば、上の図では 肌色が激しくはみ出して塗られていますが はみ出した部分には 先ほど塗った髪が重なるので 見えなくなります。 しかも、こうすることで髪と肌の間の隙間 が無くなります。 っつーわけで全パーツ塗り終えました。 ダルい作業ですが我慢しましょう。 参考までにレイヤー構成も掲載します。 |
セイバーの洋服には黄色のラインがついています。 コレを新しくレイヤーとして作ってもイイけど、 それだと黄色が服からはみ出てしまう危険もあるので ”グループ化” を施してみたいと思います 図のように、模様をつけたいレイヤーの上に 新しくレイヤーを作成し、それを選択し CTLR+Gをおすと、レイヤーが一段右にズレます。 これでグループ化完了です。 グループ化の機能は 親レイヤーの範囲しか描画できなくなることです。 コレを利用することで下地からはみ出さずに 塗ることが出来ます。 もうちょっと具体的に云うと、 レイヤーを使用した、透明部分の保護 みたいなもんです それでもわからん人はグループ化された 子レイヤーにグリグリーっと適当に はみ出るように塗ってみてください。 スグに効果がわかります 超・余談 ペインタ使いの人は ペインタで作った影を下地の上にグループ化して 置いてみると楽しいやも。 |
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この辺からはほとんど 趣味とセンスの領域になるのですが 影つけです。 手始めに髪に影を入れたいと思います。 上で紹介したようにグループ化を利用して塗ります 髪の陰はカッチリさせたいので影もパスで塗ります で、個人的趣味により影は二段入れます(真中の図) もちろん影毎にレイヤーは分けておきます。 そうすることで色や形が気に食わなかった場合に 一部だけ直せるようにしておきます。 そのまま調子に乗ってハイライトやら何やらを 書き加えます。 レイヤーは図の通りです。 ハイライトは覆い焼きカラーなどにすると お手軽です。明るさの調整はレイヤーの不透明度 をいじるとラクです。 |
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ホントはマンベン無く一段づつ影を入れていくと
全体のバランスがとれて良いのだと思いますが そんなことは気にせず次に逝きます。 髪を塗り終えたら今度は肌を塗ってみます。 肌は柔らかい感じなのでエアブラシで塗ります でも不透明度は100%です。 じゃないとムラがでるので。 手始めに上の図のように影をテキトーーーーに つけます。 次に影をエアブラシや消しゴムを使って 整えていきます 最後に”ぼかしツール”や”指先ツール”その他諸々 を使って仕上げをします。 この調子で全部塗っちまいましょう。 激空間・余談 よく、影はどうやってつけるの? と聞かれるんですが、 手法はここに紹介してあるとおりです。 で、形はどうやってきめてんのかっつーと 勘です。 線画を全部レイヤー化する人はともかく、 自分は線画をまんま使うので、 影指定入れられません。 ソレ以前に影指定なんか出来ません。 どうやってるんだーっ だれか教えてくれっ。 肌を塗り終えたあとに眼も塗りました。 眼はキャラの命らしいですが 適当です。 適当万歳。 |
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布の影をつけます。 これもエアブラシと消しゴムを使って 肌と同じように塗っているのですが、 影を模様の上のレイヤーに塗って、 それを乗算にしてあります。 これで模様と服に均等に影がつけられます このやり方は一長一短だと思うんで 使いどころは良く選んでください。 手抜き技ですよ。 |
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スカートにも同様にして影をつけますが この場合は影レイヤーを透明部分の保護にして、 グラデーションツールで下から塗りなおしています |
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そんなこんなで全パーツに色をつけました。 もうだいたい完成状態です。 |
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とうとう終局間近です。 まず全体を見なおしておかしな色は直しましょう。 それから過不足がないかも見て置きましょう ここでセーブするとナイスです。 おわったら、図のように色レイヤー以下を統合します。 さらに、図の 「↑線画レイヤー」と 「下色レイヤー」を 削除します。 その後で、 主線レイヤーを図のレイヤー8とグループ化すると 下のようになります |
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←。こんなかんじ。 色を塗った部分だけ主線が残るので、 線画の必要以上のクリーンアップは必要無かった というわけです。しかもこうすることで 完成するCGのレイアウトはかなり自由度が増します。 止めに、下の図のように 色調補正を線画にかけてやることで 線の色を変えることもできます。 忘れていたんですが、 レイヤー統合前に、別個に髪パーツを統合して、 コピーして線画の上においてあります。 髪の線を綺麗に描くのは苦手なので こうやって誤魔化しています。 |
つーわけで完成。色々省いたけど ここに書いたことの応用で再現できると思います。 次は背景かなァ…。 できたらいいねえ。(ナゲヤリ) えー、 ・全然わからんぞボケ ・ンなこととうに知っとるわボケ ・下手糞なんじゃボケ ・セイバータンを馬鹿にするなボケ ・…等 生暖かい意見は フツーのご意見まってます。 |